貴重図書

グーテンベルク42行聖書第2巻の2原葉(Biblia latina, 42 lines [1455?])

グーテンベルク42行聖書第2巻の2原葉(Biblia latina, 42 lines [1455?])

この聖書は1455年ごろ、活版印刷を発明したヨハン・グーテンベルク(Johann Gutenberg, 1399頃-1468頃)らがドイツで160~180部印刷した。ラテン語で書かれ、1枚42行で文章が構成されていることから「42行聖書」と呼ばれる。1828年にドイツのトリアー郊外の農家で発見された2巻目の145枚目と146枚目の計4ページ。旧訳聖書中の「ホセア書」(13章15節~14章10節)と「ヨエル書」の全文(1~4章)である。

エラスムス校注によるギリシャ語新約聖書(Novum Instrumentu[m] 1516)

エラスムス校注によるギリシャ語新約聖書(Novum Instrumentu[m] 1516)

ルネサンス期のオランダのヒューマニストであるデシデリウス・エラスムス(Erasmus, Desiderius, 1465-1536)の新約聖書原典の初版。記念碑的な刊本であり、新約聖書の歴史上極めて重要な意味を持つばかりでなく、エラスムスの名を不朽のものとした最も重要な業績のひとつである。さらに、印刷・出版史上においても大きな意義がある。

兵庫県漁具図解

兵庫県漁具図解

兵庫県下の漁具の種類と使用方法を詳細に調査・編集した資料である。地域ごとの魚名、漁期、構造、新調費、使用法などの解説と漁船図、漁具構造図、使用図で構成されている。1897(明治30)年に神戸で開催された第二回水産博覧会に出典するため、大日本水産会兵庫支会が編集・発刊した貴重な資料である。本資料は鹹水漁業と淡水漁業の二部で構成されており、前者は摂津・播磨・淡路・但馬の国別になっている。当時の兵庫県沿岸各地の漁業実態を把握できる貴重な資料である。

東寺文書

東寺文書

東寺文書は平安時代から京都の教王護国寺(東寺)に伝来し、現在、東寺・京都府立総合資料館・京都大学総合博物館に所蔵されている古文書類と、その他の機関に所蔵されている若干の散逸文書などからなる古文書群をいう。これらは史料的、美術史的な価値が高く、なかでも京都府立総合資料館所蔵の東寺百合文書は国宝に指定されている。本学所蔵の東寺文書は「足利直義裁許状」(1340年)などの16通の正文である。

キェルケゴール:Gjentagelsen(反復)1843年

キェルケゴール:Gjentagelsen(反復)1843年

デンマークのセーレン・キェルケゴール(Kierkegaard, Soren Aabye 1813-55)は、キリスト教神学、哲学思想、文学や芸術など広い分野において活躍した天才的思想家である。作品のひとつ『反復』は、ギリシャ精神とキリスト教精神とを対決させ、壮大な規模と斬新な内容が展開されている。彼の生存中に出版された「初版本」は、希望したとおりの体裁でできあがっており、彼の意図することが直接反映されている。本学収蔵の一連の初版本は、この意味でも大変貴重である。

死海写本断片(A Fragment from the Dead Sea Scrolls from 11QpaleoLev, Fragment L )

死海写本断片(A Fragment from the Dead Sea Scrolls from 11QpaleoLev, Fragment L )

死海写本は推定紀元前2世紀から1世紀ごろのものであり、1946年から1947年にかけてベドウィンの少年により最初の死海写本が発見された。その後、1949年から1958年にかけてクムラン周辺の洞窟と、洞窟近くの遺跡の学術的な発掘調査が行われた。その結果、11の洞窟から写本が発見されたが、それらのほとんどは断片であった。

本学図書館が収蔵する死海写本断片はクムラン第11洞窟から出土した、古レビ記の断片Lと呼ばれる断片群の中の一片である。

PAGE TOP