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グーテンベルク42行聖書

グーテンベルク42行聖書

グーテンベルク42行聖書

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書名[Biblia latina, 42 lines (Gutenberg Bible)]
出版地[Mainz]
出版者[Johann Gutenberg and Peter Schöffer]
出版年[1455?]
配架場所上ケ原貴重図書
請求記号221:307

解説

 ヨーロッパの人文主義的思潮がやがて宗教改革運動へと展開し、15世紀における印刷技術の発明という情報革命がヨーロッパ社会を変革することを可能にした。聖書が大量に印刷されることによって人々が直接それを読み、そのことを通じてプロテスタント的信仰が形作られていくことになった。その代表的なものはドイツ、マインツの人ヨハネス・グーテンベルクの発明により鋳造された活字鋳型を用いた印刷機によるもので、本学所蔵のものは1頁に42行のコラム2欄で印刷されたいわゆる『42行聖書』原本のうちの2葉。ラテン語ウルガータ本文の旧約ホセア書巻末とヨエル書全文を含んでいる。1455年頃に160~180部が印刷されたが、現存するものは完本およびそれに近い形ではおよそ45部であり、本学図書館が所蔵するものは、それとは別に各ページがばらばらにされて残されたものの一部である。

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