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関西学院ゆかりの聖書

関西学院第四代院長C.J.L.ベーツ所蔵の聖書聖書の一部を掲載

関西学院第四代院長C.J.L.ベーツ所蔵の聖書

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書名The Holy Bible, containing the Old and New Testaments
出版地London
出版者W. Collins
出版年[1853?]
所蔵場所学院史編纂室

解説

 C.J.L.ベーツはカナダ・オンタリオ州の出身で、マギール、クイーンズ、両大学を経て、モントリオールのウエスレアン神学校に進む。在学中の1902年、トロントで開催された学生ボランティア大会に出席した際、献身の決意を表明し日本に宣教師として派遣された。学院に赴任後、高等学部長、第四代院長、理事長、初代学長などの要職を歴任。その間特にアカデミズムの高揚に努力を傾注するとともに、真の自由と実力を備えた人間形成の指標として、"Mastery for Service" を掲げ、この一句が今日まで関西学院のスクール・モットーとして生き続けている。関西学院の上ケ原移転や大学昇格(旧制)の大事業もベーツ院長の指導のもとに推進された。深い人間的魅力と広い文化的素養を兼ね備え、教職員、学生、生徒、同窓に限りない尊敬と思慕とを与えた名院長の評価が定着している。

(名誉教授 山内一郎)

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