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ベーツ, C.J.L.(1877.5.26-1963.12.23)
関西学院第四代院長。カナダ・メソヂスト教会宣教師。カナダのオンタリオ州に生まれる。1901年、クイーンズ大学卒業。のちトロント大学、イェール大学、モントリオール大学に学び、18年、モントリオールのウエスレアン神学校から神学博士号を受ける。02年、東洋伝道への献身を決意して来日。主として東京と甲府の教会における宣教活動に従事した
カナダ・メソヂスト教会が関西学院の共同経営に参与すると同時に、1912年、関西学院に赴任。新設の高等学部長となり、さらに3年後には文科長を兼務。20年に関西学院第四代院長に就任する。すでに高等学部長の時に、「私達が主たらんと欲する真の意味は、自分の一個の富を求めるためでなくて、それによって世に仕えるためなのである」という"Our College Motto"として提唱した"Mastery for Service"が、院長就任とともに、学院全体のスクール・モットーとなる。院長として、20年間にわたり関西学院発展のために尽力し、学院の礎を築いた。その間、本郷中央会堂で知り合っていたキリスト者の学者、小山東助、佐藤清、河上丈太郎、新明正道らを招いて関西学院の学問的レベルの向上に務める。また学院の悲願であった大学昇格に際しては、渡米して連合教育委員会およびアメリカ・カナダ両国伝道局の承諾を得、32年に大学開設を果たした。34年には初代学長を兼務。太平洋戦争直前の40年に院長・学長を辞任し、"Keep this holy fire burning"という名言を遺して帰国。59年には関西学院大学より名誉博士号が贈られる。トロントで病没した。(「関西学院事典」より)
