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ベッテルハイム訳 新約聖書 使徒言行録 (使徒行伝)

ベッテルハイム訳 新約聖書 使徒言行録 (使徒行伝)

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書名使徒行傳 : もつはらつかひどものおこなひのでん
著者名Bettelheim, Bernard Jean 訳
出版地[ウィーン]
出版者[Druck von Adolf S. Holzhausen]
出版年[1874(明治7)年]
配架場所上ケ原貴重図書
請求記号080:M-295

解説

 聖書の最初の近代日本語訳は禁教下の日本国内ではなく、シンガポールでオランダ人ギュツラフによって1837(天保8)年に行われた。各国教会が日本の開国に備えて宣教のための体制を整える中、1845(弘化2)年にはイギリス琉球海軍伝道会によってベッテルハイムが那覇に赴任し琉球語をマスターした。やがて彼の活動に制限が加えられ、退去を余儀なくされ香港に移り、そこで新約のいくつかを翻訳出版している。ところがその翻訳は琉球語を基本としていたため、彼は改めて日本語訳聖書翻訳を進めた。彼の死後、夫人によってイギリス聖書協会に出版委託されたものが、ここに紹介する、ウィーン・アドルフ・ホルツハウゼン印刷所で1874(明治7)年に出版された『もつはらつかひどものおこなひのでん』(使徒行伝)である。独特の平仮名書き活字はオーストリア人東洋学者で万葉集研究家であったフィッツマイアーの指導によるものである。

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