新約聖書 (新約全書)
書名 | 新約聖書 |
---|---|
出版地 | 横濱 |
出版者 | 米國聖書會社 |
出版年 | 1882(明治15)年〜1887(明治20)年 |
配架場所 | 上ケ原貴重図書 |
請求記号 | 225.5:9 |
日本語新約聖書出版の基本方針では、特定の教派に偏らず、広くプロテスタント教会の礼拝において用いることが可能となることが第一に確認された。そのための委員会(社中)が結成されて翻訳活動が開始され、1875(明治8)年の『路可伝』(ルカによる福音書)から出版された。その全体が完成して一冊本の『新約全書』として出版されたのは1880(明治13)年のことで、本文のみのものと、本文の関連箇所の検索を容易にする引照付の新約全書が相次いで出版された。ここに紹介するものは、本学の創設にかかわった宣教師が用いた1882(明治15)-1887(明治20)年出版による上下二冊本で、当時の宣教師たちがどのように日本語になじんでいったのかを示す書き込みがなされている。