[Letter 1827?], E[ast] I[ndia] House, [London] [to] Sarah Austin
ジェイムズ・ミルのサラ・オースティン宛自筆書簡(1827年?)
ジェイムズ・ミルがサラ・オースティン(Sarah Austin
1793-1867 : 法学者ジェイムズ・オースティンの妻)に
宛てた自筆書簡。日付は記されておらず、便箋に1827年
の透かしがあるので、同年の書簡と推定できる。サラ・
オースティンはドイツ語、フランス語、イタリア語、ラ
テン語に精通し、翻訳業を営んでいた。オースティン夫
妻はミルの隣人であり、親密な交際があった。サラはミ
ルの長男ジョン・ステュアートにドイツ語を教えた。
この書簡は、ロンドン大学設立のためのミルの働きが
細かくわかる貴重な資料である。