[Letter] 1868 March 29, Parsonage Road, Withington, Manchester [to] Hendricks
W.S.ジェヴオンズのF.へンドリックス宛自筆書簡第3書簡 (1868年3月29日)
関西学院大学図書館が所蔵するジェヴォンズの書簡は、
そのほとんどが王立統計教会の副会長で、
Decimal Coinage(1866)の著者であるFrederick Hendricks
(1827-1909)宛の書簡である。
この第3書簡は、1868年3月31日にマンチェスターの
協同組合ホールで行われた講演会での講義について、
また、1867年6月にパリで開催された国際貨幣会議に、
ジェヴォンズの恩師でユニバーシティ・カレッジの化学
の教授、ロンドン化学協会初代会長、造幣局長官を務め
たグラハム(Thomas Graham, 1805-1869)と大蔵省の
財務官僚として活躍後、エジプトの大蔵大臣などを務めた
ウィルソン(Sir Charles Rivers Wilson, 1831-1916 )
が出席しており、彼らによって提出された報告書について
の書簡である。
Papers and Correspondence of William Stanley Jevons
(ed. by R.D.Collison Black)にも未収録の書簡である。
*井上琢智「W.S.ジェヴォンズとラテン貨幣同盟-
ジェヴォンズとF.ヘンドリックス-」(『経済学
論究』第48巻第3号、1994年)、「W.S.ジェヴォ
ンズとF.ヘンドリックス-ジェヴォンズの未発表
8通の書簡について-」(『経済学論究』第48巻
第4号、1995年)