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日本語訳聖書

新約聖書提摩太前後書 提多書 審利門書(テモテへの第一の手紙、テモテへの第二の手紙、テトスへの手紙、ピレモンへの手紙)

新約聖書提摩太前後書 提多書 審利門書(テモテへの第一の手紙、テモテへの第二の手紙、テトスへの手紙、ピレモンへの手紙)

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書名新約聖書提摩太前後書 提多書 審利門書(テモテへの第一の手紙、テモテへの第二の手紙、テトスへの手紙、ピレモンへの手紙)
出版者名翻訳委員社中 米國聖書會社
出版年1880(明治13)年
配架場所上ケ原特別文庫
請求記号080:S-4390

解説

 明治時代に出版された日本語訳聖書の中には、海外の聖書会社が発行したものが多く見られる。1876(明治9)年には米国聖書会社(ABS)、大英国聖書会社(BFBS)が横浜支社を開設した。この聖書は、米国聖書会社が1880(明治13)年に横浜で発行したものである。
 テモテへの手紙は、牧会書簡とも呼ばれる。パウロからテモテに宛てた手紙とされ、教会での儀式、監督(司教)、奉仕者(助祭)に関するすすめや信仰上のつとめを果たすこと、裁きの時に備えることなどが述べられている。
 テトスへの手紙は、パウロからクレタに残された弟子であるテトスへ宛てた形をとるが、文体や思想上の食い違いから後世に作られたものと考えられる。内容はクレタにおける長老と監督者を立てることの依頼とその基準の教示が中心である。
 ピレモン(フィレモン)への手紙は、パウロによってピレモンに宛てて記したものである。内容はピレモンのもとから逃亡したオネシモなる人物への配慮を求めている。再度オネシモをピレモンの所へ迎え入れてほしいという願いが記されている。

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