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新約聖書約翰書(ヨハネによる福音書)

新約聖書約翰書(ヨハネによる福音書)

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書名新約聖書約翰書(ヨハネによる福音書)
出版者名翻訳委員社中 米國聖書會社
出版年1877(明治10)年
配架場所上ケ原特別文庫
請求記号080:S-4390

解説

 明治時代に出版された日本語訳聖書の中には、海外の聖書会社が発行したものが多く見られる。1876(明治9)年には米国聖書会社(ABS)、大英国聖書会社(BFBS)が横浜支社を開設した。この聖書は、米国聖書会社が1877(明治10)年に横浜で発行したものである。
 ヨハネによる福音書は、マタイ、マルコ、ルカに続く第4の福音書であり、福音書の中で最後に成立したと考えられる。テキストからは、この福音書が「イエスの愛しておられた弟子」である無名の著者の手によって書かれたことが読み取れる。伝承ではこの弟子がヨハネであるとされてきた。しかし、テキスト自体からもこの福音書は、ヨハネの時代から数十年後に書かれたことがわかる。執筆者は、イエスと父なる神との神秘的な関係について説明することによって、三位一体論の基礎を作り上げたと考えられる。

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