経済思想家の手稿と自筆書簡

[Letter to] an Unidentified Correspondent[Alfred Lyall or Henry Carleton], Oct. 21 1857

J. S. ミルの[ライアルもしくはカールトン宛]自筆書簡

宛先については、二人が考えられる。一人は、根拠は明示されていないものの、この書簡(一葉)に添付されている台紙に書かれた “From Stuart Mill Rev. Alfred Lyall” が正しいとすれば、ライアル(Alfred Comyn Lyall, 1835-1911)の著書 Agonistes, or Philosophical Strictures, suggested by opinions, chiefly, of contemporary writers (1856) 拝受への感謝の書簡ということになる。
他の一人は、カールトン(Henry Carleton,1785-1863)である。1857年10月12日付けのカールトン宛書簡(Letter 293:発信地E[ast] I[ndia] H[ouse])で、カールトンの著書 (1857) を拝受したことを告げた際、ミルは “The little volume which you did me the honor to send me, arrived safely,・・・” と書いたが、この書簡でも改めて “I shall be happy to receive from you the work which you do me the honour to offer.” と書いている。このことから考えると、この書簡がカールトン宛て書簡である可能性もある。 Collected Works of John Stuart Mill に未収録の書簡である。

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