経済思想家の手稿と自筆書簡

[Letter to] Frederic Harrison, March 20 1873

J. S. ミルのハリソン宛自筆書簡

ハリソン(Frederic Harrison, 1831-1923) はコント主義者で、『デイリー・ニューズ』にエア(E.J.Eyre,1815-1900)を批判する戒厳令の違法性に関する論説を連載した。1865年10月11日、英領ジャマイカで黒人の反乱が起こり(ジャマイカ事件)、首謀者とされたボーグルや宣教師ゴードンも煽動者して処刑された。エア総督の行動の是非をめぐって王立委員会を現地に派遣され、調査報告書が提出された。また、下院にジャマイカ委員会が結成され、ミルも参加した。この委員会について、ミルはその「最も活動的な委員は、自由の原理のすべての主張に当たって、最も誠実で活動的であった、下院議員のテイラー氏、ゴールドウィン・スミス氏、フレデリック・ハリスン氏、スラックス氏、カメロヴゾフ氏、シェーン氏、そして委員会の名誉書記、クレッスン氏であった」と書いた。この委員会の委員長がバクストン(C.Buxton,1823-71)で、辞任後ミルが委員長に満場一致で選出された。 Collected Works of John Stuart Mill に未収録の書簡である。

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